社長挨拶

当社は1950年石川県金沢市において設立、北陸地方を中心として、ガソリンスタンドを主に危険物施設の設計・施工業務を本業として事業を進めて参りました。消防法の規制緩和による地下タンク仕様の変更を機に、1993年よりSF二重殻タンクメーカーとして全国展開をして参りました。事業経営とは変化の連続に対するチャレンジの積み重ねの上に、継続が連なり、伝統が作られるものだと確信をしています。

現在当社は、SF二重殻タンク市場において全国トップシェアーを有する中堅企業へと脱皮出来たと考えております。
SF二重殻タンク製造ノウハウは、スチール(鉄)とFRP(強化プラスチック)との複合材料による地下構造物そのものです。

そのコア技術を当社は平成7年より耐震性貯水槽、防火水槽事業に展開しアクアエンジェルの商号で事業化に成功して参りました。
本事業はアクアエンジェルグループとして全国9社により展開され製造業には珍しいフランチャイジー事業として運営されています。 更に、経済産業省の「新連携対策補助金事業」の指定を受け地下収納庫[デポエンジェル]も当社のコア技術を充分に活かした製品として今後の市場での評価を期待しています。

平成21年より新たに、飲料水兼用耐震性貯水槽[アクア・イン・ピット]の製造・販売にも乗り出しました。
地震災害、渇水による水道管の断水時などに常時飲料水が確保される製品としてのみならず、広く社会的インフラとして普及されることを確信しています。もの作りを大切にしながらも、永年の危険物施設の設計・施工の多くの実績から「航空機燃料給油システム分野」等特化したプラント事業分野へ力を入れています。

更に、土壌汚染防止の観点から、既存危険物地下タンクの漏洩防止の為「タンク内面ライニング事業」は正しく当を得た事業として多くの石油販売店様、危険物施設をお持ちの事業所様より御支持をお受けしております。
当社のSF二重殻タンク技術の海外への普及は、これまでマレーシア、タイ、中国等での実績を踏まえ、より一層の発展を期すべく本格的に開始する予定です。

「時代の流れを誰も止めることは出来ない、出来るのはその先頭にたつだけだ」と言われます。正しく、自社の道を踏み外す事無く、変化の潮流を見極めその先頭に立つ事に集中して研鑽努力をして参りたいと思います。

平成21年4月1日
タマダ株式会社 代表取締役 玉田善明