油中ポンプ

経済性

・軽量機に内蔵していた、ポンプモーターを地下タンク内へ移したことにより、給油設備のトータルコストを削減します。
・効率の高いモーターの使用により、これまでより多くの吐出量、高い吐出圧力を生みだします。

安全性

・配管の漏洩検知時には、モーター緊急停止や吐出量を微量に制限します。
・ポンプモーターの過熱検知時には電流を遮断します。
・地下タンク内の在庫量を検知してポンプモーターの空運転を防止します。
・ポンプモーターの過負荷や過電流、漏電などの検知時にはモーターを緊急停止します。
・その他、ニーズに応じて安全のレベルアップが計れます。
・チェック弁にはリリーフ弁が内蔵してあり、配管圧力の上昇時にも、ディスペンサーや配管を保護します。
・油の中の気泡はマニホールド内で収集されタンクに戻ります。
・モーター内部を常に油が通過し、冷却と潤滑を行いロングライフを保証します。

便宜性

・従来4メートルだった楊程が30メートル(ガソリン柱)に、配管長は30メートルから60メートルへ拡大され、設計レイアウト、埋設工事が自由になります。
・点検時にはタンク上部の作業となり、アイランドを閉鎖することなく、営業上も有利です。
・ポンプモーター取替時には、油配管、電気配線を外さずに、簡単に作業出来る特性があります

取扱い製品

IST(インテリジェント・サブマージブル・タービンポンプ)

FE PETROのISTはS/Sにおいて、給油状態を監視し、モーターの回転数を変えることによって計量機ノズルからの流量を一定に維持する様に設計した速度可変装置(VFC)を使用しています。これにより従来の油中ポンプになかった強みを提供いたします。

/特徴/

◎ 設置時に設定する事により最大7本のノズルまである程度一定の流量を吐出する事が出来ます。
◎ 油中ポンプ側での流量の調整が可能になります。
◎ 3種類のモデルが有り、中でもIST-2は殆どのタンク・埋設深さに対応できます。
送油管長さ

機種名 送油管長さ
IST-1 1422~2235
IST-2 2235~3810
IST-3 2997~5384

◎ メンテナンス時に配管の油をタンクに戻し配管内の圧力をゼロにする為の通気ネジが備えてあります。
◎ モーターの寿命を延ばす為に、独自の冷却システムを使用しています。このシステムでポンプが稼働中は常時、油がブロンズフィルターを通ってモーターのベアリングを通過します。
◎ ポンプマニホールド内部にエアー・エリミネーターを装備しています。
◎ 万が一、ポンプに何らかの故障があった場合でも、簡単に修理・サービスが行えます。
[三本のボルトをはずしてタンクより取り出せます。]
◎ 速度可変装置(VFC)は以下の連続診断機能を備えています。
①無負荷運転、②入力電圧低下、③モーター回転不良、④配線不良、⑤コンデンサー不良、⑥短絡、⑦温度異常、⑧電気部品不良

/ポンプ性能表/

Rated power 1.5kw
Power supply primary side Voltage 180~250V
Frequency 50/60Hz
Power supply primary side Voltage 120~190V
Frequency 42~70Hz
Types of fuel handled Gasoline, kerosene, diesel oil
Connection size NPT2(50A)